トロミが必要なことが多いのはなぜですか?
2011-09-06
口から食べる機能が障害されると、一般的に水分やお茶、味噌汁のようなものが上手に飲めなくなります。水のように粘度の低い液体は、動きが速く、誤って気管に入りやすいからです。トロミをつけることで、動きのスピードがゆっくりになり、また、まとまりやすくなるため、スムーズに飲み込むことができます。
ただし、トロミをつけすぎると、逆に飲み込みづらくなり、誤嚥や窒息の原因となることがあります。その人にとっての最適なトロミの程度は異なりますので、何でもトロミをつければよいということではありませんので、ご注意下さい。