摂食・嚥下障害の主な症状 岩手医科大学附属歯科医療センター口腔リハビリ外来

摂食・嚥下障害の主な症状は何ですか?

2011-09-06

 摂食・嚥下障害の場合によくみられる症状には以下のものがあります。
① 食事中や食後にむせや咳がよくある
② お茶などの水分や味噌汁でむせることが多い
③ 食べると疲れて苦しい
④ 口から食物がこぼれることがある
⑤ 体重や尿量が減少した
⑥ 食べたがらない
⑦ 食事の好みが変わった
⑧ のどや口の中に食物が残る感じがする
⑨ 特に食後に声がゴロゴロする感じ(たんが絡んだような感じ)がある
⑩ 食べ物がのどにつまって逆流してくる
⑪ 脱水・低栄養状態がある
⑫ 風邪ではないのに発熱が続く
⑬ 夜、咳き込んで目が覚めることがある
⑭ 過去に誤嚥・窒息があった

 食事中に食べ物が喉頭に入る機会が多ければそれを出そうとして反射的にむせます。または咳でそれを出そうとします。すでに誤嚥性肺炎になっていれば発熱もありうるでしょう。食べたものがしっかり栄養になっていないわけなので体重は減少、元気もなくなってきます。体重の減少は栄養不足という点からも非常に重要ですので体重は定期的に把握した方がいいでしょう。
 食事中のむせや咳などが頻回にみられれば摂食・嚥下障害の可能性があるので何か対策を立てた方がいいと思われます。ここで問題なのはむせがなくても誤嚥している(不顕性誤嚥)場合があり、注意が必要です。ムセや咳がなくても、食事中や食事後に声ががらがらしている状態(湿性嗄声)などが頻繁にみられる場合には、誤嚥を疑います。

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